報酬の予感
2013/08/12
こんにちは。
ゲーム戦略 売上アップコンサルタントの神馬です。
今日はとっておきの話をしたいと思います。
この話はセミナーでしか話さないのですが、少しの間セミナー開催の予定がないので、今日は特別にお話したいと思います。
ゲームの人を夢中にさせるノウハウをビジネスに活用する
というのがゲーム戦略のコンセプトですが、では、そもそもなんで人はあんなにゲームに夢中になるんでしょうか?
例えば、あなたも私もはまった「スーパーマリオブラザーズ」。
ピーチ姫をさらったクッパを倒すために夜遅くまで奮闘したことでしょう。
スーパーマリオにはステージがあって1-1面から順番に進んでいきます。
例えば、あなたはマリオがジャンプするのと同時に手が思いっきり動いてしまって、ひぃひぃ疲れてしまいながらもなんとか3-1面をクリアしました。
では、あなたは3-2面にいきたくなりますか?
うん、うんと首を思いっきり縦に振っている光景が目に浮かびますが、そりゃ次の面に進みたくなりますよね?
じゃあ、なんで先に進みたくなるんでしょうか?
次の面は
・どんな面白い体験ができるステージなんだろうか
・どんなチャレンジしがいのあるステージなんだろうか
・なんか新しい敵が出てくるのかな
なんて思うから、先に進めたくなるんですよね。
つまり
どんな面白いことがあるんだろう
どんな良いことがあるんだろう
という
「報酬の予感」
を感じるから、先に進みたくなるわけです。
ここで重要なのは「予感」です。
まだ、その体験を実際にしたわけではありませんよね。
「予感」を感じるから、先に進みたくなるのです。
これが人がゲームに夢中になる大きなポイントなんです。
あなたの商品・サービスを購入するお客様は、購入する時点では商品・サービスをまだ手に入れていません。
ですから
この商品・サービスを買ったらいいことがありそうだ
という「報酬の予感」であなたの商品・サービスを買っているのです。
つまりその仕組みはスーパーマリオのようなゲームと一緒なのです。
このような視点で考えると
人を夢中にさせるゲーム自体のノウハウを体系化したゲーミフィケーションは「お客様に報酬の予感を感じさせるための仕組み」として使える
ということに気付きます。
例えば、
「レベルアップ」の技術
はレベルが段々上がっていくことによって
「あのレベルになったら良いことがある」
という「報酬の予感」を高めていく仕組みになっているのです。
レベル10になったら、欲しい商品がお得に買える権利が得られる
としましょう。
すると、レベル1、2って上がっていく度に
「あとちょっとであの商品が買えるぞ!」
という報酬の予感が段々と高まっていくわけです。
「ゲーミフィケーション17の技術」の活用法として
「ゲーミフィケーション17の技術」を眺めながらアイデアを考えてもよいですし、
「売上アップの打ち手」を考えてからそれにゲーミフィケーションを掛け合わせてアイデアを考えるのもよい方法です。
さらに、この「報酬の予感」という考え方を使うと
・お客様が商品のことを知ってから購入してもらうまでの仕組みづくり
・お客様がお店に入ってからより多くのものを買ってもらうための仕組みづくり
・一度商品を買ったお客様がまたリピート購入してくれるための仕組みづくり
といった一連の仕組み・システムにゲーミフィケーションを活用するということが可能になるのです。
ゲーミフィケーションって
単に面白くする
みたいに思われますが結構奥が深いんですよ。
ぜひ、少しずつゲーム戦略・ゲーミフィケーションの世界を堪能してくださいね。