O2Oマーケティングにゲーミフィケーションを活用する方法
2013/08/12
こんにちは。
ゲーム戦略 売上アップコンサルタントの神馬です。
最近
O2O(オートゥーオー)マーケティング
という言葉を良く聞きます。
これは、
オンライン to オフライン
の略で、ネットからリアルのビジネスにつなげようということですね。
ま、マーケティングを勉強していたら昔から当たり前のことで多くの方が普通にやっていることですが、
スマホの普及で常時ネットにつながっている人が飛躍的に多くなってきたので言葉をお化粧し直して、改めて注目されているという感じですね。
O2Oマーケティングで紹介されている多くの手法は
ソーシャルメディアでクーポン券を発行して店舗への来店を促す
というものです。
確かに、ソーシャルメディアはリアルタイム性がありますから、タイミング良くクーポンを発行すれば集客効果は見込めます。
でも、クーポンは結局は割引ですから、次につながらなければ単に売上が減少するだけですし、どこでも同じようなクーポンを発行していたら単に有名な大企業が有利になるだけです。
なので、ゲーミフィケーションを活用して
お客様の興味を惹くO2Oマーケティング
を行わないと意味がありません。
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#998 Shoppers plaza Yokosuka seaside village store. / shinji_w
ゲーム戦略にはイベントにゲーム性をもたらす
「イベント7+アイテム」
というテンプレートがありますが、それを活用すればいろいろとアイデアがでてきます。
例えば、ソーシャルメディア上でクイズを出題。
店舗やイベントに来てもらえれば確実に正解できる
ような問題にしておけば、お客様が来店するきっかけになります。
あるいは、ソーシャルメディア上に画像をアップ。
例えば、1点ものの商品画像をアップして、お店の中でこれを探してください!
とか
バッジの画像をアップしてこのバッジを付けた店員を探してください!
という、宝探し・クエストタイプもお客様が来店するきっかけになります。
また、O2Oマーケティングを行う上で、もう一つポイントがあります。
それは
ネットからリアルだけでなく、リアルからネットへの仕掛けも必要
ということです。
例えば、高額であったり、比較検討が必要だったりする、お客様が購入するまでに時間がかかる商品は
いろいろな媒体で情報発信をしたり
関係性を高めたりする
必要があります。
なので、リアルからネットへ誘導し
多くの情報を見てもらう
何かに参加してもらう
といった施策が有効です。
いろいろな媒体であなたに触れるごとに
何かが集まっていく
得点が増えていく
といったゲーミフィケーション要素を加えれば継続のモチベーションも高まりますね。
また、ネットショップを運営している人は
うちはネットだけで完結しているからリアルは関係ないよ
と思うかもしれませんが、
例えば、バーコードやARという技術を活用することで
リアルの場で貼ったり、配ったりしているポスター、チラシ、フライヤーなどから買って欲しい商品ページに誘導することができます。
そのチラシを見た人だけが
「8月1日の21時から1時間」
のうちにサイトを訪れると何か特典を得られる
とチラシに書いておけばあなたのお店のことが印象に残って訪問率もアップするでしょう。
「リメンバー」の技術
を活用してあなたを忘れられないような方法を考えればよいわけですね。
ゲーミフィケーションというのは人が夢中になる、楽しくなる要素を全て網羅して体系化していますので、どんなマーケティング施策であってもゲーミフィケーションの要素を掛け合わせることで
競合とは差別化された独自の施策
となるわけです。
ぜひ、あなたのビジネスにはどのようなゲーミフィケーションの要素を取り入れることができるか、考えてみてくださいね。