コンセプトをつくる2ステップ
こんにちは
ゲーム戦略 売上アップコンサルタントの神馬です。
前回まで6回にわたって、ビジネス・商品・サービスの
「コンセプトを強烈にする方法」
についてお伝えしてきました。
ちょっと勘違いがあると困るのですが、当然コンセプトを強烈にする前に
まず「コンセプトをつくる」
必要があります。
いきなりコンセプトを強力にするテンプレートをつかって、コンセプトをつくろうとすると
「中身のない、うさんくさいコンセプト」
になってしまいますから、気をつけてくださいね。
ということで、今日はコンセプトをつくる方法を簡単にお伝えしておきましょう。
まず最初に
「自社の強み」
を明確にします。
強みというのは
・顧客
・自社の独自資産
・競合・市場
の3つが一貫性を持つ組み合わせ
のことです。
つまり
・自社が持っている独自の資産を
・もっとも喜んでくれる人たちがターゲット顧客となっていて
・それが競合他社と差別化できている状態
が強みとなります。
強みが明確になったらその強みを
「お客さまに伝わるコンセプト」
へと変換します。
コンセプトは
先ほど考えた強み
に
差別化要素・お客さまへの約束・自社のコア
を加えて決定します。
たとえば・・・
あるベーカリーがありました。
そのベーカリーの強みは
厳選された材料で本場で修行したシェフがつくるおいしいパン
だったとしましょう。
間違いなくそのパンは近隣のベーカリーでは味わえないおいしいパンです。
でもたいがいのベーカリーは
「うちのパンは美味しいよ」
とメッセージを発しています。
おいしいベーカリーにはかなわないにしても、普通に食べるには充分おいしかったりします。
だから・・・
「おいしいパン」
は強みであったとしても単にそれをそのまま伝えるだけでは、お客さまには届きづらいのです。
ですから
「最高級の」という差別化要素や
「楽しいホームパーティーを実現します」というお客さまへの約束や
「本場のおいしいパンを日本でも広めたい」というコアを
コンセプトに織り込む必要があるわけです。
そうしてコンセプトを決めた上で、これまでお伝えした
「コンセプトを強力にするテンプレート」
を使うことでお客さまが興味を持つコンセプトをつくることができるわけです。