*

ゲーミフィケーション効果だった!西武ライオンズが復活した秘密とは

   

shutterstock_128467988_e

こんにちは。
ゲーム戦略 売上アップコンサルタントの神馬です。

小さい頃から近鉄ファンだった私には、西武ライオンズが一番にっくきライバル球団でした。

でも西武はパリーグではもっとも人気のある球団でしたね。

そんな西武ライオンズも2007年には観客動員数が、12球団で最下位になってしまったそうです。

しかし「あること」を行ったことで、5年後には過去最高の営業利益を出すほどになりました。

さて西武ライオンズはなにをしたのでしょうか?

それは「ゲーミフィケーション」を活用してコミュニティをつくったのです。

では、具体的に何をしたのかをみてみましょう。

大きく3つのゲーミフィケーションの技術が活用されています。

1つ目は「スコア・実績」の技術を活用して、ファンクラブにLポイントというポイント制を導入しました。

チケットやグッズを買う、球場で飲食物を買うなどすることでLポイントがゲットできます。

それだけでなく、西武ドームに来場したり、会員ページに登録した自分のお気に入り選手が活躍することでもLポイントが獲得できます。

自分の好きな選手が活躍することによってポイントが獲得できる、というのは「カスタマイズ」の技術も活用されていますね。

貯まったLポイントはチケットやグッズに交換できるようになっています。

2つ目は「レベルアップ」の技術を活用してステージ制度をつくりました。

チケットの年間購入額に応じて、「一般→ブロンズ→シルバー→ゴールド」とレベルがあがっていきます。

レベルが上がると、グッズを購入したときなどのポイント還元率がアップしていきます。

それだけでなく、高いレベルになると、クライマックスシリーズのチケットを優先的に買うことができたり、新人選手の入団発表会に参加できたり、と単なる金銭的なメリットではなく「7つの報酬ファクター」を活用した報酬があることでファンの気持ちを高めているわけです。

3つ目は「イベント」の技術を活用して、西武ドームに行きたくなる仕掛けを行いました。

ファンクラブに入会した人にオリジナルユニフォームをプレゼントし「このユニフォームを着て球場で応援しよう」というイベントを行ったのです。

選手と同じユニフォームを着て一体となって応援する、ファンには記憶に残る出来事ですね。

このような、ゲーミフィケーションの技術を使ったコミュニティづくりを行ったことでファンが熱狂し、繰り返し球場に足を運びお金もたくさん使ってくるようになったわけです。

西武ライオンズが行った仕組みをあなたのビジネスにも導入すれば、同じようにファンが集まり売上アップにつなげることができます。

これまでは顧客のレベル管理やポイント管理などを中小企業が導入するのは、お金がかかって難しい状況でした。

しかし、いまでは少しの工夫をすれば何百万円という投資をすることなく、お客さまをファンにしてコミュニティをつくるシステムをあなたのビジネスに導入することができます。

コミュニティといっても、ファンクラブのような明確な組織は必ずしも必要はありません。

でもこのようなあなたのファンを育てる仕組みを持っておけば、もう集客や売上で悩むことはなくなるのです。

 - ゲーミフィケーション事例