コンテンツの時代が終わり、コンテクストの時代が幕を開ける
2014/03/02
こんにちは
ゲーム戦略 売上アップコンサルタントの神馬です。
あなたが「商品だけ」を売っているとしたら、この先ますます価格競争に巻き込まれていくでしょう。
売っても売っても利益が出なくてヒーヒー言う毎日が待っています。
あなたが売っている商品と同じ効果を持つ商品は他にもあるはずです。
お客さまがあなたの商品を買う理由がありません。
あなたが「ノウハウだけ」を売っているとしたら、そのノウハウの価格は「限りなくゼロ」に近づいていくでしょう。
インターネットがこれだけ発達した世の中で「誰も知らないノウハウ」なんてものはもはや存在しません。
ノウハウの価値は下がる一方です。
ノウハウという「コンテンツ」の価格が下落していくのは、さまざまな業界の事例を見てもわかります。
「音楽」というコンテンツに3000円出してCDを買う人は少なくなり、200円だけを払ってダウンロードする人が多くなりました。
「ゲーム」というコンテンツを遊ぶために、40,000円もするハードを買い、7,000円も出してゲームソフトを買う人は少なくなり、スマホで無料のゲームを遊ぶ人が多くなりました。
「動画」というコンテンツに、4,000円出してDVDを買う人が減り、毎月1、000円で見放題の動画サイトに加入する人が増え、さらには無料で面白い動画が見られるYoutubeやニコニコ動画で十分という人が増えています。
あなたがよい商品やコンテンツを持っていたとしても、それだけでビジネスがうまくいく世の中ではありません
商品やコンテンツに以前にもお伝えした「コンテキスト」を加える必要があるのです。
「コンテキスト」というのは「文脈・環境・背景・状況」ということです。
つまり、同じ商品を買うのであっても、買うまで、あるいは買ってからの状況や体験が異なればそこに価値が生まれます。
使うことで得られる効果がわかりやすく書いてあるので、よりワクワクする気分で商品を買う
作っている人・売っている人の思いが伝わるので、それに共感して商品を買う
商品をいくつか買ってスタンプを集めるといいことがあるので、それも楽しみにして商品を買う
こうした状況や体験を加えることで、ただの「商品」に価値が加わって、お客さまは「あなたから買いたい」と感じるわけです。
同じようにノウハウを手に入れるのであっても、手に入れるまであるいは手に入れてからの状況や体験が異なれば
ノウハウというコンテンツに価値が加わります。
この人が目指す方向性に共感するからこの人から情報を得たい
この人はノウハウを活用するところまでフォローしてくれるからこの人から情報を得たい
情報をすべて集めるという達成感を感じたいからこの人から情報を得たい
こうした状況や体験を加えることで、「コンテンツ」に価値が加わって、あなたからノウハウを手に入れたい、あなたのサービスを買いたいと感じるわけです。
では、どうしたら、その「コンテクスト」なるものを加えることができるのか。
それがまさに「ゲーム戦略」「ゲーミフィケーション17の技術」で実現できることなのです。
あなたの商品やコンテンツに、楽しく感じる・夢中になる状況や体験を加えることで、あなたの商品やコンテンツの価値を高めたり、多くの人に興味を持ってもらったりすることができるようになるのです。
もはや、「商品」「コンテンツ」自体の価値は下がる一方です。
いかに「楽しい・面白い・夢中になる」状況や体験を加えることができるか、それが実現できた企業だけが生き残ることができるのです。