「夢中になる会員制の仕組み」をつくるための5ステップ
2013/09/05
こんにちは
ゲーム戦略 売上アップコンサルタントの神馬です。
前回はリピーターを増やすための施策として
「コミュニティをつくる」
方法についてお伝えしました。
コミュニティの中でも
「会員制」の仕組みをつくれば、より強力なコミュニティになります。
ということで、今日は「ゲーミフィケーション」を活用して
「愛着を持ってもらえる会員制の仕組みをつくる5ステップ」
をお伝えしたいと思います。
5ステップの1つ目のステップは
・自社のお客さま
・自社の独自資産
・自社の強み
・自社のコア(理念や想い)
・自社の商品・サービス
を明確にすることです。
これらを明確にするのは、どんな施策を考えるときでも必須のステップですね。
もちろん、会員制の仕組みを考える時も、まずはこれらの内容を明確にすることからスタートします。
そして2つ目のステップとして
「プラットフォームの設計」
を行います。
「プラットフォームの設計」はさらに「3つのステップ」にわかれます。
1.プラットフォームの種類の決定
2.キーアクションの設定
3.フィードバックスパンの決定
の3つです。
「プラットフォームの種類の決定」とは
・お客さまにレベルを付与してレベルが上がっていく仕組み
<レベルアップ>
・行動するごとに何かが集まる仕組み
<不足感>
・ポイントや得点が貯まる仕組み
<スコア・ランキング>
・称号やバッジが獲得できる仕組み
<バッジ・実績>
といった基本的な仕組みを決定することです。
例えば
「楽天市場」であれば買い物するごとにレベルがアップしていきます。
クレジットカードであれば使うごとにポイントが貯まっていきます。
こうした
会員のモチベーションを高める基本的な仕組み
をまず考えます。
次に
「キーアクションの設定」
を行います。
「キーアクションの設定」とは
お客さまがどういう「行動」をしたらレベルが上がるのか、ポイントが貯まるのか
その「行動」を設定することです。
例えば
・商品を購入したら
・お店に来店したら
・ホームページにアクセスしたら
・自分のアイデアを投稿したら
といったように
お客さまがどのような「行動」をすることで、レベルが上がったりポイントが獲得できたりするのかを決定します。
最後に
「フィードバックスパンの決定」
を行います。
例えば、レベルアップしていく仕組みを取り入れるのであれば
レベル1→2に上がるのに何回の「行動」が必要なのか
何かを集める仕組みを取り入れるのであれば
最初のゴールまでに何回の「行動」が必要なのか
を決定します。
最初の段階では、少しの「行動」をすれば
レベルが上がる
何かを手に入れられる
ように設定するのが効果的です。
「ドラゴンクエスト」も遊びはじめてすぐは何回か敵を倒すだけですぐにレベルがあがりますよね。
そうすることで
「レベルが上がると楽しいぞ」
とすぐに感じられ継続するモチベーションになります。
ですから、会員制の仕組みでも、参加してすぐに
レベルが上がる嬉しさ
何かを手に入れられる嬉しさ
を味わってもらえるように設定します。
「即時フィードバック」の技術を取り入れるわけですね。
そして、会員制の仕組みの最終段階が「レベル10」であれば
レベル9からレベル10に到達するには相当な「行動」が必要となる
ように設定します。
レベル9に到達している人は、すでにその「行動」をすることに慣れていますし、
簡単に最終レベルに到達できるようになっていたら、最終レベルになることのありがたみがなくなってしまいますからね。
ですから最終段階に到達するためには
「かなり頑張らないといけない」
ように設定する方が良いのです。
ここまでが2つ目のステップです。
ちょっと長くなってきましたので
「愛着を持ってもらえる会員制の仕組みをつくる5ステップ」
の3ステップ目以降はまた明日お伝えしますね。
お楽しみに。