「お客さまが夢中になる・愛着を持つ」仕組みのつくり方
2013/09/05
こんにちは
ゲーム戦略 売上アップコンサルタントの神馬です。
昨日は「ゲーミフィケーション」を活用して「愛着を持ってもらえる会員制の仕組みをつくる5ステップ」のステップ2までお伝えしました。
ステップ1は
・自社のお客さま
・自社の独自資産
・自社の強み
・自社のコア(理念や想い)
・自社の商品・サービス
を明確にすること
ステップ2は
「プラットフォームの設計」を行うことでしたね。
では、今日は3つ目のステップからお伝えしていきます。
ステップ3は「報酬の決定」です。
「報酬」とは
「お客さまが行動した結果手に入れられるもの」
のことです。
当然、お客さまは
「何か良いことがある」
からステップ2で設定した「行動」を続けるわけです。
たとえば、
・レベルが上がると特別なサービスが受けられる
・ポイントが貯まると好きな商品と交換できる
という「報酬」があるわけですね。
ここでは、その「報酬」を決定します。
当然「報酬」はお客さまにとって魅力的であることが必要です。
では、どのような「報酬」がお客さまにとって魅力的なのでしょうか。
それを考えるために
「報酬を魅力的にする3要素」
について説明しましょう。
報酬が魅力的かどうかは、以下の3つの要素が影響します。
1.報酬の大きさ
2.報酬の確からしさ
3.報酬の新しさ
の3つです。
まず、当然ですが報酬は価値が大きいほど魅力的に感じます。
100円もらえるのと1億円もらえるのでは、当然1億円の方が嬉しいですね。
これはお金の話ですが、どんなものであっても価値が大きいほど魅力的に感じます。
でも、1億円が当たるかもしれない宝くじと確実にもらえる100万円だったら、
「確実にもらえる100万円」
の方が嬉しい人が多いでしょう。
それは確実にもらえるという「確からしさ」があるからです。
ですので
「報酬の確からしさ」
も報酬が魅力的かどうかのポイントになります。
そして、人は新しいものに興味を示します。
あなたが最初のゴールを達成し、
「日本に5つしかないカバン」
を手に入れました。
でも、次のゴールの「報酬」が、また同じ「日本に5つしかないカバン」だったら嬉しいでしょうか?
いくらめずらしいカバンだったとしても、次は今まで手にしたことのない新しいものの方が嬉しいですよね。
このように
1.報酬の大きさ
2.報酬の確からしさ
3.報酬の新しさ
を考慮して、「報酬」を決定していきます。
具体的に「報酬」を考えるときは
「7つの報酬ファクター」
をベースに考えればよいですね。
人
モノ
カネ
情報
場所
体験
パワー
の7つから「報酬」を決定します。
そして、以前にもお伝えしましたように、ここで考えた「報酬」に
「ゲーミフィケーション17の技術」
を掛け合わせることで、より面白い、口コミになる「報酬」をつくることができるわけです。
4つ目のステップは「世界観の決定」です。
たとえば、
「お客さまにレベルを付与しレベルが上がっていく仕組み」
をつくった場合、そのレベルを表す「名前」が必要になります。
・シルバー→ゴールド→プラチナ
・小結→大関→横綱
・主任→部長→社長
いろいろと考えられますよね。
でも、これを思いつきで決めてしまってはいけません。
ステップ1で明確にした
「コア・顧客・独自資産・商品・サービス」
をベースにして、あなたに会員制の仕組みに最適な「世界観」を決定する必要があります。
そして、最後のステップは
「アドオン」「ブースト」要素の組み込みです。
会員制システムの必要度に応じて、よりお客さまが興味を持つ・夢中になる要素を加えます。
例えば
・会員同士が「協力」する仕組みを入れる
・会員同士が「競争」する仕組みを入れる
・会員が自分でつくったもの、考えたものを「共有」する仕組みを入れる
・イベントを取り入れる
などなど。
「ゲーミフィケーション17の技術」を活用して、より会員が夢中になる仕組みを完成させます。
以上、2回にわたって
「愛着を持ってもらえる会員制の仕組みをつくる5ステップ」
をお伝えしてきました。
会員制やコミュニティはどのようなビジネスにでも取り入れられる施策です。
リピートを増やすためには効果的な施策ですのでぜひ参考にしてみてくださいね。